OutNow運営のニュースレター配信サービス「theLetter」が正式ローンチ、一般向けに提供開始

OutNow運営のニュースレター配信サービス「theLetter」が正式ローンチ、一般向けに提供開始

OutNowは10月18日、2020年7月よりクローズドβとして提供していたニュースレター配信サービス「theLetter」の正式版をローンチし、一般向けに提供開始すると発表した。クローズドβの段階で、1000人を超える月額有料読者を持つ書き手も現われているという。

theLetterは、集客と収益化に最適化されたニュースレター配信を容易にするプロダクトと、書き手が集まるコミュニティ運営により書き手の収益向上させるというサービス。ジャーナリストやライターが読み手からの直接収益を得ることで、既存媒体への寄稿・執筆以外の方法で情報発信を行ない、記事単価アップを果たすことを目的としている。

読み手の課金・購読状況によって閲覧制限を設ける機能を備え、アンケートや返信といった形で読者と細かいやり取りを行うことも可能。theLetterコミュニティではノウハウ共有がなされているほか、運営側から書き手同士のコラボレーションのきっかけも提供するとしている。

利用料金は、書き手の場合は、有料読者から受領する購読料の17%(決済手数料・入金手数料込み)に相当する金額(税込)となる。決済手数料と入金手数料は、有料読者から購読料の支払いを受けるにあたり利用している、ストライプジャパンが提供する決済サービス「StripeConnect」の手数料となっている。

また読み手の場合は、OutNowを無料で利用可能。ただし、書き手との間で有料購読契約を締結した場合には、書き手が定めた金額の購読料(税込)を支払う必要がある。

2018年4月設立のOutNowは、theLetterの企画・開発・運営を手がけている。創業者の濱本至氏が、フェイクニュースやセンセーショナルな切り取りをする報道に目を奪われることなく、専門家やジャーナリスト・ライターから直接情報を入手したいと考えたことからtheLetterを開発開始したという。

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。