【筆者:Michael Seo】
ビデオ会議は頭痛のタネ、職場環境にあっては特にそうだ。しかしPanaCastは、他のビデオ会議プラットフォームと異なり、本当に楽しくことのほか便利らしい。
PanaCastはクラウドファンディングで作られたビデオ会議プラットフォームで、昨年12月にRoss Rubinが“Backed Or Whacked” コーナーで取り上げた。Rossは心からこのプロジェクトを支援し、それ以来PanaCastのKickstarterプロジェクトは当初の調達目標額の1万5000ドルを大きく上回りその3倍に達した。
今日(米国時間4/17)PanaCastは、彼らが言うところの「市場を破壊する価格」、599ドル、プラス月額購読料19.99ドルで一般向けに販売を開始する。
PanaCastが提供するのは、ユニークなパノラマビデオ会議体験だ。三脚に載った奇妙な外見のUFOのよう、Rossが言う専用ウェブカムを利用する。カメラはスタンドに取り付けた状態で高さ約60センチでかなり携帯性はよい。
ウェブカムの設定は簡単だ。iOSデバイスが携帯またはWiFiに接続されている状態でPanaCastアプリを立ち上げ、ウェブカムの上にあるバーコードをスキャンして接続する。
このウェブカムは、6種類のカメラから成り、ビデオ出力は同期されて200度をカバーする2700×540ピクセルのビデオ映像が作られる。映像はくっきり鮮明で歪みも全くなく、PanaCastのiOSアプリではライブビデオフィードのどの部分でもスクロールやズームができる。
PanaCastを製造するAltia Systemが見せてくれたライブデモは、レスポンスも極めて良好だった。スクロールやズームの際の遅延は一切なかった。アプリでは複数フィードの切り換えもごく簡単にできる。
現在PanaCastはiOSデバイスでのみ利用できる。Windows、Mac、およびAndroid版も近く公開する予定だ。
PanaCastアプリはiOS App Storeから無料でダウンロードできる。PanaCastカメラはAltiaのウェブサイトで注文できる。
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(翻訳:Nob Takahashi)