PayPayは3月15日、同社が提供中のモバイル決済サービス「PayPay」の新たな利用推進施策を発表した。今回は決済回りではなく、金融機関との口座連携に焦点を当てている。
3月15日から31日の約半月間に、PayPayのアカウントに金融機関の口座を連携させるだけで、抽選で最高100万円相当の還元が受けられるというもの。すでに登録している人は対象外だが、PayPayを利用しているが口座は連携させていないという場合は抽選の対象になる。
PayPay残高がプレゼントされる当選人数は、100万円相当が50人、10万円相当が1000人。そのほか、この期間中にPayPayを新規登録したユーザーに対して、抽選で10万人に500円相当のPayPay残高が付与される。
これら3つの抽選の重複当選はない。なお、100万円相当が当選した場合は、25万円相当を4カ月に分けて付与される。新規登録の場合は、もれなく500円相当がもらえる従来特典と併用できる。
PayPayは、決済金額の20%をPayPay残高として還元、10分の1の確率で1000円相当が当たるくじを特典とした「第2弾100億円あげちゃうキャンペーン」も実施中だ。
3月16日には、神奈川県の大船駅(鎌倉市)と湘南江の島駅(藤沢市)を結ぶ湘南モノレールが、定期券や1日フリーきっぷ、各種企画乗車券、オリジナルグッズの購入時の決済にPayPayを導入するなど、利用エリアが広がっている(改札はPayPayでは通れない)。
LINE Payが「春のPayトク祭」で、QUICPayやSuicaチャージ、さらにはJCB加盟店を巻き込んだ波状攻撃を仕掛ける中、新規ユーザー、新規口座登録者に的を絞った大盤振る舞いで対抗する。
いっそのこと、PayPayとLINE Pay間の送金機能を実装してほしいところだ。