IDCによると、2015年第2四半期におけるPC出荷台数は前年比でマイナス11.8%となった模様だ。これは市場関係者の予測よりも若干大きな減少幅となっている。IDC曰く、前年の同四半期はWindows XPのサポート停止と重なってPCの売上が伸びたせいもある。
具体的な数字をみると、この3ヶ月で販売されたPCの数は6610万台であるとのこと。但し「ハンドヘルドPC、X86サーバー、およびタブレット」などはカウントに入っていない。最近増えているキーボードを備えないデバイスはカウントされていないということだ。
そのような中、Appleはなかなかの成績を残している。マーケットシェアは昨年段階の5.9%から7.8%と伸びている。この四半期においては、数多くのメジャーPCメーカーのうち、Appleのみが販売台数を伸ばしているとのことだ。ちなみにAppleの好調具合については以前も記事にしている。
Apple以外については、とりあえずデータを掲載しておこう。
年内の残り期間についても、IDCはPCの出荷台数はひとけたパーセントの割合で減少するだろうと予測している。
このような状況の中、みなが注目しているのは今月末にもリリース予定となっているWindows 10だ。時期は若干ぶれる可能性もあるが、「間もなくリリース」であることには間違いなかろう。
消費者や企業が、このWindows 10のリリースを待って新たなPC購入を控えているという状況はあるのかもしれない。そうであればリリースに伴ってPCの販売台数は増加に転じることになるのだろう。ただ新OSのリリースにともなって販売台数が増えるというのはなかなかない現象であるようでもある。
(Windows 8の登場に比して、Windows XPのサポート停止に対しての方が市場の反応度は大きかった)。
PCマーケットの今後についてはさまざまな意見が存在している。。
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(翻訳:Maeda, H)