PebbleのCEO、第2弾製品の発売戦略を語る


Kickstarter史上最高額プロジェクト(締切まで24日を残して!)となったPebbleは、6万人近い支援者から同社のユニークなスマートウォッチ・コンセプトの支持を得ることに成功した。

他のメーカーが、自社製スマートフォンと明らかに類似したスマートウォッチを作る中、Pebbleは7日間持続するバッテリーとシンプルなインターフェースという正反対の方向に集中した。先週われわれは、Pebbleのメンローパークオフィスに立ち寄り、CEOのEric Migicovskyにこの新スマートウォッチ開発に至った論理を聞いた。

Pebble CEO Eric Migicovsky

Pebbleの新しいTimeインターフェースには、各画面に数多くの軽快なアニメーションが使われているが、基本はシンプルだ ― あるボタンは過去の物事を表し、次のボタンは近々すべきことを表し、もう一つのボタンはタイムラインの情報を残しておくためのピンを表示する。

Migicovskyいわく、もしユーザーが本格的にアプリが使いたいなら、すぐそこのポケットにスマホがあるのだから、重複する機能を提供する必要はない。この発想によって、物事を効率良く見せることに集中できる。これは操作の時間についても、バッテリーについても言える。

すでに100万台のスマートウォッチを販売している会社がKickstarterに戻ってくることに違和感を持つ人たちもいる。新しいスタートアップや小さなプロジェクトのためのプラットフォームだと思われているからだ。それほど熱心なファンがいるなら、自分のサイトで予約販売すればいいじゃないか? そうすればKickstarterの手数料を回避できる。Migicovskyは、Kickstarterの支援者こそ一番気にかけてくれている人々なので、何年にもわたる彼らのサポートに報いのだと言う。

今日(米国時間3/3)のPebble Time Steelの発表によって、Kickstarterを使うことには特定のファンとつながる以上の戦略的理由があったことが明らかになった。Pebbleは、第2世代Steelモデルのために、別のキャンペーンを立ち上げ必要はなく、すでにTimeを予約したユーザーは、獲得した順番を失うことなくSteelにアップグレードできる。この週をまたがったリリース日程によって、Pebbleは2週目も報道を維持することができ、Kickstarterを使うことによって、戦略を漏らすことなく、注文の変更に応じられるカスタムバックエンドを作る必要もなく、スケジュールを守ることができたのだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


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TechCrunch Japan

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