Pinterestが、長らく待望されていたAPIを開発者向けにようやくリリースした。APIを利用して、サードパーティーのサイトにてPinterestのPinを埋め込んだり、サイトの写真を簡単にPinterestに投稿できるようになる。API公開に伴って発表されたパートナーにはZappos、Walmart、Disney、Nestle、Random House、Hearstなどのビッグネームが連なっている(後述)。提携先のリストや、あるいは提携サイトなどを見れば、広告やクロス・マーケティングにおけるPinterestの可能性は否定しようのないものだとも感じる。
「来週中には、これからしばらくのうちにパートナーに対して公開するAPIの内容を発表していきたいと考えています」とブログにも書いてある。公開されるAPIはTop Pins(最もクリックされているもの、もっともre-pinされているものなどで、パートナーサイトでは既に利用されている)、Domain検索(「Men’s Boots」や「Thanksgiving recipes」あるいは「Fashion Week」といったキーワードに対して、検索でヒットする人気のコンテンツが戻される)、Most Recent(直近にPinした内容がいくつか戻される)、そしてRelated Pins(表示しているPinに関連するアイテムないしコンテンツを含む、関連しそうなPinに関する情報が戻る)などとなる。
Pinterestによれば、他にもいろいろなAPIを提供していく予定だとのこと。
こうした形で、商用利用できるAPIを提供するという話が出てきたのは数ヶ月前(あるいは1年以上も前)のことだ。実は昨日も、リリース直前ではあったものの、APIについてのアナウンスを行っていた。
Pinterestのリファラルとしての能力については、既に疑う人もいないほどだ。Shareaholicのデータによれば、Facebookに次ぐ2番めであり、かつFacebookよりも速い速度で成長中なのだそうだ。
APIの提供を開始することで、Pinterestはさらなる成長に向けての準備を整えたということが言えよう。メーカーやブランドにとって、投稿された(投稿してある)Pinを、これまで以上に活用できるようになる。また、メーカーサイトにある画像のPinも容易に行えるようになる。Pinterestで共有されているデータは、他のサイト(メーカーサイト等)と一層有機的に結びつくようになる。最近にもGettyと、画像データの共有にあたってはメタデータの提供も行うようにするという提携を行った。APIによるデータ連携は、これと同様に写真データに付随する各種情報について、Pinterest上の写真と、オリジナルの場所との間でより密な形で共有することになるわけだ。Pinterest側からも、あるいはオリジナルのデータの所有者側からも、データの管理が行い易くなるという意味もありそうだ。これにより、Pinterestのデータを活用したマーケティング活動もいろいろと考えられるようになる。
APIを利用しているサイトにある画像については、たとえばショッピングや記事閲覧などを中断することなく、簡単にPin登録が行えるようにもなる。現段階で提携をアナウンスしているサービスを、以下にすべて列挙しておこう。AllRecipes、Better Homes and Garden、BuzzFeed、Disney傘下のBabbleおよびBabyZone、Elle Magazine、Mashable、ModCloth、NBC News DigitalのiVillage、Nestlé、Random House、Snapguide、Target、Walmart、Wayfair、Whole Foods、Zappos、Zulily、そしてSpoonful and Taste Bookも間もなく利用を開始するようだ。
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(翻訳:Maeda, H)