Puffco(パフコ)は、そのヴェポライザーの最上位モデル「Peak Pro(ピーク・プロ)」に、喫煙体験を向上させ、バッテリー継続時間を改善する新しいアップグレードを発表した。
このアップグレードには、Peak Proのクッキングチェンバーを交換する必要があるが、洗練されたデザインにより簡単に交換できる。
この新しいチェンバーは、Puffcoがベイプを清潔に簡単に装填することができるバッテリー駆動の「Hot Knife(ホット・ナイフ)」を発表した直後に登場した。喫煙がここまでハイテクになるべきだとは、誰も言っていないのだが。
3D Chamber(3Dチェンバー)と呼ばれるこのチャンバーは、Puffco Peak Proの重要な部分である(ここで魔法が起こるのだ)。内部では、大麻素材がすばやく加熱されて蒸気になる。Puffcoはこの部分を、ユーザーがチェンバーのネジを外して掃除や交換、アップグレードができるように設計した。
3D Chamberは、その名の通り、素材をすべての面から加熱できる。この効率的な加熱方法により、Peak Proのバッテリーライフが30%向上したと、Puffcoはいう。3D Chamberを使用するためには、ユーザーはPeak Proのファームウェアをアップデートする必要がある。
この新しいチェンバーは、米国では2021年10月下旬より、89.99ドル(約1万200円)という価格で発売になる。
これは、Puffcoの第2世代の濃縮eリグ(電動ダブリグ)であるPeak Proに初めて用意された主要なアクセサリーだ。このデバイスにユーザーは濃縮された少量の大麻を入れて、そこですばやく加熱し、その蒸気を水パイプを通して吸引する。すばやく、簡単に、すばらしい味と蒸気を得ることができる仕組みだが、新しいチェンバーはその体験をさらに向上させる。Puffcoからこの3D Chamberが送られてきたので試してみたが、筆者はこれが大変気に入った。3D Chamberは、Puffco Peak Proをあらゆる面で向上させる。
同社は先頃、セラミックチップがすぐに加熱されて濃縮液が滑り落ちるという斬新なバッテリー駆動のダブツールを発表している。
2013年にRoger Volodarsky(ロジャー・ヴォルダルスキー)氏によって設立されたPuffcoは、現在も非公開会社として運営されている。同社によると、2021年には売上高が1億ドル(約114億円)に達する勢いだという。同社の主な製品ラインは2つ。249ドル(約2万8000円)の「Peak」と399ドル(約4万5000円)の「Peak Pro」が揃う携帯型ウォーターリグと、89ドルの小さなペン型濃縮ヴェポライザー「Puffco Plus(パフコ・プラス)」だ。メーカーによると、Puffco Plusは2016年の発売以来、100万個以上が販売されており、新製品はより速いペースで売れているという。
Puffcoの製品は、そのデザインと機能が広く評価されている。フィット感と質感は、どの会社のトップレベルの電子機器にも劣らない。同社は大麻をより身近に感じたいという層をターゲットにしているという。
Puffcoに対する評価の高さは、サードパーティ製アクセサリーのエコシステムが拡大していることや、非常に熱心なファンが多いことからもわかる。特にInstagram(インスタグラム)では、44万8000人ものフォロワーがいる。
画像クレジット:Puffco
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(文:Matt Burns、翻訳:Hirokazu Kusakabe)