しかし、実際に使っている人たちがいる。中国に。
QRコードが日本で普及していることは知っていたが、欧米市場では殆ど使われていない。しかし、QRコードは世界最大の市場で新しい命を見つけつつある。消費者向けスキャンコードとして、TencentのメッセージングアプリWeChatで友達を見つけたり、Sina Weiboでアカウントをフォローするのに使われている。
今日、Kleiner PerkinsのパートナーMary Meeker恒例のデータ紹介の中で、彼女はQRコードがいかに中国で立上がり始めているかを示すスライドを何枚か見せた。
中国でひと月にスキャンされるコードの数は1年で4倍に増え、人々は商品の支払い、情報交換、プロモーションやクーポンの引き換えに使っている。
中国では現在毎月900万のQRコードが登場しており、1年前はこれが200万枚だった。Meekerが引用した現地のQRコード調査による。
私自身、数週間前に北京でそんな光景を目撃した。最初はあざ笑うつもりだった。しかし、実際にQRコードが使われているところを見て私は自分の誤りを認めた。
Meekerは、北京の英国大使館でもQRコードが使われていることを示した。スキャンすればSinaWeiboで英国政府のアカウントをフォローできる。中国で4600万人の日間アクティブユーザーを持つマイクロブログだ。もっと驚いたことに、瀋陽のある墓地では、墓石に書かれたQRコードを使って死亡記事を読めるサービスを提供している。
QRコードに特化したスタートアップ、イスラエルのVisualeadは、このトレンドに乗り、欧米以上にアジア市場を積極的に攻めている。
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(翻訳:Nob Takahashi)