Raspberry Piプロジェクトが今日(米国時間3/1)で1歳になる。誕生日は2012年の2月29日だから、誕生日パーティーは2016年までおあずけだそうだ。今回は、Piの両親、Eben Upton(父)とLiz Upton(母)にインタビューできた。また、Piを応援しているAdafruit IndustriesのLimor Fried(愛称Lady Ada)にも話を聞けた。
Piの最新モデルModel Bは今日たまたまその100万個目が売れ、そしてUpton夫妻はすでに、この愛らしいミニコンピュータ*の次のバージョンに取り組んでいる。その人気は、イギリスでも合衆国でも驚異的だ。インタビューの話題は、教育への浸透、Piの将来像、Lady Adaがなぜか持っている超レアなModel Aの不思議、などなど。Model Aは、アメリカにはそれ一台しかないはずなのだ。〔*: ミニコンピュータ、ミニコンと言えば、昔は全然違う物だったが…。〕
“Raspberry Piが稀少品だったころは、たった1枚のスプレッドシートに、世界中のその所在を記入できたね”、とEbenは語る。“今では100万台を超えているから、とてもそんなことはできない”。
Piは、コンピュータとコンピューティングの最良の部分を表現している。裸のハードウェアをいじったことのない人は、最初はびびるかもしれないが、使い始めると無限の楽しさが広がる。全世界の子どもたちに持たせたい、というUptonの夢が実現したら、世界中の次世代の子どもたちが完璧なコンピュータ知識を持って学校を卒業し、未来に挑戦していくだろう。
〔余計な訳注: 関係ないけど、本誌TechCrunchのAlex Williamによる、Google Compute EngineエヴァンジェリストJulia Ferraioliへのインタビュービデオ。〕