[ツイート訳: 待望のビッグニュースを今確認した: Raspberry Piの売上台数が500万を超えた。]
イギリス生まれのマイクロコンピュータRaspberry Piに、大きな拍手を。今日ついに売上台数500万を超えたPiは、作者のEben Uptonによると、3年前に発売したときには、この製品の全生涯で、数千台ぐらい売れればいいや、というささやかな目標しかなかった。数千と500万の大きな落差が人に(Uptonに)与える感動は、たぶんすごいだろうね。
35ドル(Model B)、25ドル(Model A)という手頃なお値段が、Piを使ったいろんな手作りコンピューティングのブームを巻き起こした。それらの中にはDIYのコンピュータもあれば、ロボットの中枢もある。この低価格でクレジットカード大のマイクロコンピュータから、ありとあらゆる種類のスタートアップビジネスが生まれた。
Piの最初の目的はイギリスのもっと多くの学童にプログラミングの能力を身につけてもらうことだったが、その方面でもPiは成功している。それにイギリスだけではなく世界中に多くのPi族が生まれ、Uptonによればとくに北米地区で人気絶大だ。最近Raspberry Pi Foundationがローンチした次世代機 Pi 2は、これまでの6倍高速で2倍のメモリを持つが、価格は35ドル据え置きだ。
このPi 2はPCの入門機として十分な性能を持ちながら、お値段はぐっと安い。今やMicrosoftもPiを無視できなくなり、Piの開発…ひいては将来の巨大市場が見込まれるIoT(物のインターネット)…をWindowsベースでやらせたいので、Windows 10を無料で提供すると発表した。今後の500万台以降のPiの成長を、このPi 2が引っ張ることは確実だろう。今月初めには450万台だったが、第一世代のPiは各月20万台のペースで売れている。
今日の記念すべき日のRaspberry Pi Foundationからのツイートによると、Piはイギリス製ホームコンピュータの売上の新記録を作った。つまり、これまでのSinclair SpectrumやBBC Microを上回った。これらの機種は、Piの発想の原点になっている。過去にイギリスの少年少女たちは、親に買ってもらったこれらの安価なコンピュータの上で、プログラミングを初体験したのだ。
[ツイート訳: わずか3年足らずで、イギリスのコンピュータメーカーとして最大の売上を達成した。]
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))