Amazon傘下のRingのデバイスは長年、プライバシー保護団体の監視の的だった。今回このブランドは、まったく別の問題に直面している。米国消費者製品安全委員会(U.S. Consumer Product Safety Commission,、CPSC)が、同社第二世代のドアベルに対してリコール通告をポストしたのだ。出火の恐れがあるとして米国で35万台、カナダで8700台がリコールされる。そのデバイスは、Amazonのサイトと一般小売店で売られていた。
リコールは、同機種の23件におよぶ出火報告と8件の焼け焦げ報告を受けて発せられた。CPSCによると、その問題はこのスマートドアベルの取り付けに不正なネジが使われたことに起因している。Ringによると、この問題は製品に同梱されているネジだけを使っているかぎり問題ないという。しかし不正なネジを使用するとドアベルのバッテリーが傷つき、上述の問題が発生し、ユーザーが怪我をしたり所有物の破損を起すこともありえる。
「顧客の安全が弊社の最上位のプライオリティである。この問題についてはCPSCとの協力して対処を続けている。また第二世代Ring Video Doorbellを購入した顧客にはユーザーマニュアルのアップデート版を確実にお送りし、その中のデバイス据え付けインストラクションに従うようお願いしている。顧客がご自身のデバイスを返品する必要はない」と広報担当者はTechCrunchに次のように述べている 。
CPSCのサイトは被害機の詳細を列挙し、Amazon(アマゾン)が自発的にリコールを行っている、と述べている。「消費者はリコールされたビデオドアベルの取り付けをただちにやめて、Ringにコンタクトし、改訂後の正しい取り付けインストラクションを入手すべきである」とCPSCの説明している。
2018年にRingを買収して以降、同ブランドはプライバシーとセキュリティ両方の懸念で物議を醸してきた。同社は2020年9月は、このデバイスで撮影した動画にエンド・ツー・エンドの暗号化を加えると約束した。
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カテゴリー:ハードウェア
タグ:Ring、リコール、Amazon
画像クレジット: Ring
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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa)