今日(米国時間5/14)ニューヨークで行われたTechCrunch Disruptハッカソンで、ラトガース大学2年生のチームが特殊学級の教員を助けるソーシャル・ロボット、Robotaを紹介した。
Robotaはコンピューター・ビジョンと感情分析を利用して、教室内で困っている生徒を見つける。次にRobotaはその生徒に近寄って何か困っていることはないかと尋ねる。
生徒が告白したら、Robotaは苦情をテキストに変換し、文章を分析して大人の対応がすぐに必要な問題があるかを判断する。Robotaは、生徒の苦情をまとめたテキストを両親や教師にメールすることもできる。
Robotaを開発したAbdullah Shareef、Aditya Shastri、Rithika Korrapoluの3人は、研究結果によると支援を必要とする子供たちは教師など校内の大人たちと話すのが困難な場合が多いと話した。人の判断に過敏であったり、大人を失望させることを心配するケースもある。
チームは、ロボットは中立的な存在であり、子供たちが積極的に意思を伝達するだろうという考えからRobotaを開発した。ロボットにはTurtleBotを、ソフトウェアはAutonomous、Clarif.aiおよびIBMのものを使ってプロトタイプを作った。
近年メンタルヘルスへのロボットの応用が増えてきている。Robotaに先行して、認知症患者を支援するために作られたParo、自閉症の子供を助ける人間型ロボットのNAO、高齢者のメンタルヘルスと社会的つながりを手助けするIntuition RoboticsのElliQなどが作られている。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)