衛星打ち上げのRocket Lab(ロケットラボ)は、同社にとって米国初の発射施設であるLaunch Complex 2(LC-2)を公開し、軌道への柔軟なアクセスを提供する。そしてLC-2の最初の顧客はもう決まっている。米空軍のSpace Test Program(STP)だ。
NASAのワロップス飛行施設と同じバージニア州ワロップス島に位置する同社の施設は、今日(米国時間12/12)ちょっとしたお祭り騒ぎだった。2018年10月の発表以来工事が続いていたLC-2がついにベールを脱いだ。
FC-2は何か斬新なコンセプトがあるというわけではなく、典型的な発射台とロケットの保管、検査、燃料補給などが行われる支援設備からなる。ただし、Rocket Labにとって最大のポイントは、これが米国内にあることだ。これまで同社は10回の商用飛行すべてを、会社の拠点であるニュージーランドのLaunch Complex 1から発射していた。
新たな施設は間もなく使用が開始される。最初に軌道へ貨物を送り込むのは米国空軍で、2020年第2四半期の打ち上げを予定している。このミッション、STP-27RMについてわかっているのは「将来必要になる新機能をテストする」予定であることだけだ。
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「米国空軍のSpace Test Programの貨物をLaunch Complex 2初のミッションとして打ち上げられる名誉に感謝している」とRocket Labのファウンダー・CEO Peter Beck氏がプレスリリースで語った。「すでにわれわれはLaunch Complex 1からSTPの貨物をElectronロケットで打ち上げることに成功しており、それと同じ、スピーディーでレスポンスの良い柔軟な軌道へのアクセスを米国の地で提供できることを誇りに思う」
現在LC-2の設備では年間「わずか」12回の打ち上げにしか対応できないが、LC-1は理論的には120回の発射が可能だ。Rocket Labがその数に達するにはまだほど遠いが、迅速なスケジュール調整にかけてこれまでの実績は完璧に近く、達成に向けて順調に進んでいる。最終目標は毎週あるいはそれ以上のペースで打ち上げることだ。そのためには発射施設が多ければ多いほどいい。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )