Roostが、インターネットに接続する電池から火災報知機に飛躍したときは、Nestと正面衝突か、と思われたが、でも同社の今度の新製品は、一風変わっている。そのSmart Water & Freeze Detectorは、火災報知機やサーモスタットほど気になる存在ではないかもしれないが、いずれにしても、家の所有者にとってはとても便利な装置だ。
同社のCMO David Henryは、次のように語る: “家な中でのプレゼンスをもっと広げて、家の中の安心を提供するRoostというイメージを確立したかった。Smart Waterは漏水検出装置で、湿度と温度のセンサーを使っているし、これまでのうちの製品である9ボルト電池による火災報知機機能も組み合わさっている。これで、家の中の重要な情報はすべて検知できる、と言えるだろう”。
同社のスマートホームプラットホームのベースは、あくまでも最初の製品、電池を兼ねた火災報知機だ。そして49ドルの今回の新製品はそれに付加される装置で、水漏れと凍結と温度や湿度の変化を感知して警報する。いずれも、知らなければ大きな被害に結びつくかもしれないし、電気代や水道料金の高騰を招くだろう。
この報知器はWiFiでユーザーのスマホ上のアプリに警報を送る。アプリは、火災報知機用のものと同じだ。Roostは、セットアップは簡単で、電池寿命は3年、と言っている。いったん設置したら、しばらくは、そのことを忘れていられるだろう。発売は、今年の秋の予定だ。