Salesforceがオペラ・ハウスを臨む立地にシドニー社屋を建設、5年間で1000人新規雇用へ

Salesforce(セールスフォース)は今週、新たな社屋を建設すると発表した。場所はオーストラリアのシドニーで、港とアイコン的存在のシドニー・オペラ・ハウスを臨むロケーションだ。Salesforceはまた、今後5年間で1000人を新規雇用し、持続可能なスタイルの社屋にすることを約束した。

実際、Salesforceはこの社屋が完成すれば、オーストラリアで最も環境に優しいビルのひとつになるとうたっている。「新ビルはシドニー初のWELL Certified Core(人間の健康と快適性の評価に特化した建物認証)の最上位グレードのWELL Platinumの認証も得ている。また、世界でも素晴らしい持続可能なデザインであることを示すレーティングで6star Green Starデザインを獲得する見込みだ」とSalesforceのElizabeth Pinkham(エリザベス・ピンクハム)氏はこのプロジェクトを発表したブログ投稿で述べた。

Salesforceの常として、ビルが完成すればシドニーで最も高い建築物になる。シドニーのオフィス街のCircular Quay(サーキュラー・キー)に立地し、1階には店舗やレストランが入居する予定だ。同社のモダンな他のタワーと同様に、最上階は社員や顧客、パートナーがフレキシブルに活用できる専用フロアになる。このビルはまた、社交ラウンジ、マインドフルネスのエリア、従業員がコラボするさまざまなスペース、そしてイノベーションセンターも備える。

Salesforceによると、同社がシドニーで事業を開始して15年超になる。そして今回のタワーはそのプレゼンスを1カ所に集約するもので、かつ今後5年間に数百人を新規雇用するだけのスペースを有する。

今回の発表より前の今年初め、同社は2001年から事業を展開している同国のダブリンでオペレーションを集約するため、シドニー同様の巨大タワーの建設を発表した。

イメージクレジット:Salesforce

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(翻訳:Mizoguchi)

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TechCrunch Japan

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