Samsungにとって今年は散々な年だった。ライバルが年末商戦に向けて一斉に最新機種を投入する中、Samsungはじっとしたまま傷が癒えるのを待つしかない状態だ。今年同社はPR史上最悪に近い大惨事に見舞われた。
韓国のテクノロジー産業を牽引する企業としてはなんとしても次のGalaxy S8を成功させねばならない。 たしかにひどいミス(それにおそろしく長引き、巨額の損害を与えた)だったが、それは過去のこととして、次世代機開発に力を注ぎたいだろう。ただしNote 7でいったい何が起きたのかについての調査は依然として結論が出ていない。
フラグシップモデルを失ったSamsungの副社長、Lee Kyeong-taeは同社の名誉回復はまだ何ヶ月も先のことだとと認めた。
しかしSamsungはGalaxy S8を近く発表する。Wall Street Journalに対して経営陣が明らかにしたところによれば、新モデルには「新しいデザイン、より優れたカメラ、人工知能サービスの強化」が含まれるという。Leeは直接には認めていないが、AIの強化は最近のViv Labsの買収を反映したものだろう。Samsungは韓国内のNote 7購入者に対し、S7に交換した上で、S8あるいはNote 8への割引アップグレードを保証するというニュースに引き続いてWSJのインタビューが発表された。
フラグシップモデルの公開がまだかなり先だというのにこうした情報を公開するのはSamsungとしては異例だ。しかしSamsungの場合、不安を抱く消費者(と株主)に安心感を与えるには次世代機が開発されていることを確認しておくのは適切な対応だろう。Samusungとしては新シリーズの発表の頃にはNote 7の大失敗が過去の話題になっていればよいと希望しているのだろう。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)