資金調達のためのピッチ動画を撮影し、スタートアップと投資家とのマッチングを行う動画プラットフォーム「GoToPitch」を運営するScientistPage(サイエンティストペイジ)は9月1日、インド工科大学カラグプル校スタートアップ部門とパートナーシップを提携し、「GoToPitch」のサービスを提供すると発表した。
このパートナーシップによりScientistPageは、インド工科大学カラグプル校スタートアップ部門が開催するビジネスコンテスト「Global Business Model Competition – Empresario 2021-22」に参加するスタートアップ企業に対して、GoToPitchのサービスを提供する。同校在校生、卒業生の起業家は、今後1年間GoToPtichを無料で利用できるようになるという。
スタートアップが資金調達を行う際には、投資家との面談の数だけ資料を用意し、アポイントメントをとり、それぞれの投資家の前でピッチを行う必要があり、その膨大な労力が本業を圧迫しかねない。GoToPitchなら、簡単に編集できるピッチ動画を投稿しておけば、世界中の投資家が見てくれるので個別にピッチを行う手間が大幅に省けるということだ。
カラグプル校の他にも、ScientistPageはデリー校、バラナシ校、ダンバード校、ハイデラバード校のスタートアップ部門、さらにアフリカのナミビアスタートアップNPOとも提携している。日本においても、国内のみならず海外の投資家にアピールできるサービスとして利用されており、これにより「世界の起業家と投資家のリレーション構築を実現していきます」と同社は話している。
インド工科大学は、GoogleのCEOサンダー・ピチャイ氏などを輩出した名門大学。ScientistPageの創業者でCEOのシャシャンク ティヤギ氏も、研究者として在籍していたことがある。