サンフランシスコ拠点の電動スクーター相乗りネットワーク、Scootが、日産と組んで2シーター屋根付4輪車を作った。今日(米国時間10/17)からScootのメンバーは、この愛らしい小さな車がレンタル選択肢に増える。
Scoot Quadと呼ばれるこの全電動自動車は、スマートフォンをワンタッチするとスイッチが入る。現在用意されているのは10台だけだ ― 同ネットワークの持つ400台のちょっと変わったスクーターと比べると取るに足らない数だ。しかし、ScootのVP Mike Waltmanは、まだこれは始まったばかりと私に言った。
Quadは、Scootと日産両社にとって一つの実験だ。「世界中で大都市が超大都市へと成長するにつれ、輸送がどう変わっていくかを理解し、未来の輸送方法がどうなるかを予見する必要がある」とNissan Future Labの幹部、Rachel Nguyenは言った。
日産は電気自動車市場に詳しい ― LEAFを2010年にサンフランシスコで発売した。日産は現在Scootと協力して、大都市圏の様々な形態の電動交通を評価している。
これはScootユーザーにとっても朗報だ。Waltmanは本誌に、小さな2シーターはしばらく前から要望があったと語った。最近導入されたScoot Cargo ― 積載容量が大きく荷台に食料品等をたくさん積める ― と同じく、Quadも大きな荷物を運べる。他のスクーターと異なり、Quadはもう一人乗客を乗せることもできる。
ただし、この小さなクルマは乗り回すには実に快適だが、スクーターを駐車できる場所にどこでも駐車できるわけではない。同社はサンフランシスコ市内のどの指定駐車場所にでもスクーターを駐車できる認可を得たと言っている。しかし、Quadは当面専用ガレージだ。
しかし、新たなQuadを見るのと試するのとは全く別の体験だ。Watmanは最近私とTechCrunchカメラクルーをScoot Quadのガレージに招待し、試乗させてくれた。上のビデオをご覧あれ。
ユーザーは、Scoot Networksアプリ ― iOSまたはAndroid端末用に提供 ― を使って近くのScoot Quadを探すことができる。レンタル料金は30分8ドルまたは1日80ドルだ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)