現役の写真家や映像クリエイターであっても、恐らく撮影機材が家でほこりかぶってしまっている期間が少しはあるだろう。同時に、他の写真家や映画製作者は機材のニーズを感じている。もしもこの状況に素晴らしいビジネスチャンスを見出したとしても、ShareGridがとっくの昔に手をつけてしまっている。同社はこの度、Archer GrayとMHS Capitalから100万ドルを調達し、テスト市場からの飛躍を目指している。
ShareGridは2015年のローンチ以降、ニューヨークとロサンゼルス、2箇所のテスト市場で、写真やビデオ関連の職についている人の生活を楽にしている。これまでの鋭敏なアーリーステージ投資で評判のMHSから大部分の資金を受け取り、メディア制作で有名なArcher Grayからも現金を調達したShareGridは、アメリカ中の新しい市場にサービスを展開していく予定だ。
「制作者として、私たちはShareGridのプラットフォームが解決しようとしている、機材レンタルの非効率性や課題を直接体験してきました」とArcher Gray Venturesのパートナー兼代表のVinay Singh氏は語った。
ShareGridのサイトには、現在金額にして1億ドル以上におよぶ機材が登録されており、1万2000人もの写真・映像クリエイターがメンバー登録している。
同社の主な強みは、他のシェアリングエコノミー系スタートアップの強みと近いものがある。機材の所有者は、眠っている機材の有効活用ができ、そこからお金を稼ぐことが出来る一方、借り手もその他の方法と比べて安い価格で機材を利用することができる。
資金調達以外にも、ShareGridは、貸し手と借り手が直接顔を合わせて機材の受け渡しができるShareGrid Hubと呼ばれる拠点についての発表を行っている。
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(翻訳:Atsushi Yukutake/ Twitter)