NROL-76の打ち上げに利用したFalcon 9は、既報通りに無事回収された。Falcon 9は、打ち上げ後しばらくして第二段ロケットを切り離し、その後に予定通り地球に向けて下降した。
SpaceXがケープカナベラルのLZ-1にてロケットを回収するのはこれが4回目のことだ。この地における最初のロケット回収は18ヵ月前のことだった。地球に帰還する状況に応じて自在に着地地点を変更する海洋上のドローンによる回収に加え、地上でも安定的に回収することが可能となっているようだ。
回収したFalcon 9はテストを経て、再利用に向けた調整が行われることになっている。SpaceXとしては、究極的には回収後24時間で再利用できるようにしたい考えがあるのだとのこと。ちなみに、第一段ロケットの再利用自体については、今年の3月に成功している。そのロケットについても、回収を行なって再利用に備えているところだ。
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(翻訳:Maeda, H)