SpaceX、StarshipプロトタイプはLAではなくテキサスで建造

アップデートCEOのElon MuskはStarshipとRaptor(ロケットエンジン)の開発はホーソーンで引き続き行うが、プロトタイプは現在テキサスで建造中だ、とTwitterで明らかにした。Muskはまた、記事はSpaceXによるミスコミニュケーションから生じたものだ、と述べた。元記事は以下に続く(見出しはアップデートされている)。

SpaceXは、次世代の開発の拠点を本部のあるロサンゼルスエリアではなく、テキサスの施設に据える、と今日明らかにした。少なくとも次世代のStarshipとSuper Heavyのテストバージョンの開発はテキサスで行われる。一方、Falcon 9とDragonの作業はホーソーンにとどまる。L.A. Timesが最初にこのニュースを報じた。

この決定は、SpaceXのこれまでの作業の多くが行われきたカリフォルニア州ホーソーンの施設で働く人にとっては問題だーしかしながら、SpaceXの動きを丹念に追っている人にとってはさほど驚きではないかもしれない。先週、解雇が発表され、その多くがホーソーンにいる社員だったと報道された。これは、SpaceXがFalcon 9の開発から運用とメンテナンスにシフトしているためと論理的に考えられる。

当初の計画では、少なくともいくつかのStarshipとSuper Heavyのキットを L.A.港で建造し、近くのヴァンデンバーグ空軍基地でテストを行う、とされてきた。しかし、今日のニュースだけでなく、実際にテキサスに目を引くステンレス鋼のテスト飛行用ロケットがあることからもわかるように、計画通りとはいかないようだ。

SpaceXは以下のような発表文を出した。

運用を効率化するためにSpaceXはStarshipを南部テキサスの施設で開発中で、そこでテストも行う。この決定は、ホーソーンとヴァンデンバーグ空軍基地現在行われている製造、デザイン、発射のオペレーションには影響しない。加えて、SpaceXは再使用可能なFalconロケットやDragon宇宙船の回収作業を引き続きL.A.港で行う。

これは、彼らが古い(しかしまだかなり重要で実際に作業を行なっている)SpaceXのスタッフはホーソーンに維持するが、その他の卵はテキサスのバスケットで育てる、ということを柔らかく言っている。

アップデート:SpaceXの声明文では、文言としてはテストロケットがテキサスで開発される予定とだけあり、フルスケールのStarshipとSuper Heavyには言及していない。そうはいっても、大掛かりで専門的な機材や人員を要する建造、組み立て、テストをテキサスで行い、その後場所を移すことを想像するのはかなり難しい。また、文言通りであるなら、市議会の議員がそうした動きを「SuperHeavyをLA港から引き揚げる」と表現することはないだろう。

この件について、ホーソーンで続けようとしているStarshipとSuper Heavyに関する作業は具体的にどんなことなのか明確にするよう、SpaceXに問い合わせている。

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(翻訳:Mizoguchi)

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TechCrunch Japan

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