SpaceXが「Starhopper」の初ホップテストを係留状態にて完了

SpaceXは米国時間4月3日の夜、宇宙船「Starship」のプロトタイプを利用した、初となる係留状態でのジャンプ(ホップ)テストを完了した。

限定的なホップと着陸のテストに用いられる「Starhopper」はテキサスのボカ・チカに設置された射場にて、ロケットエンジンが機体に装着された状態でのはじめての点火試験(スタティック・ファイア・テスト)を実施したことになる。

今回のホップテストは、再使用が可能な商業ロケット「Falcon 9」の開発の経過に類似している。その際にはGrasshopperとF9R Devが使用され、Falcon 9の開発に大いに貢献した。今回のStarhopperのテストも、惑星間を旅するStarshipへと連なるものとなるはずだ。

StarhopperはStarshipの小型版プロトタイプだ。Starshipは2022年までの無人での初飛行を予定している。イーロン・マスク氏によれば、Starshipの有人初飛行はZOZOTOWN率いる前澤氏の月旅行として2023年に実施される。さらに、有人火星飛行を2024年に実施し、2028年には火星基地を建設する予定だ。

Starhopperは今年1月に披露され、それ以来さまざまなコンポーネントがテストされてきた。最新のニュースとしては、宇宙船が大気圏に再突入する際に、圧縮熱から機体を守るヒートシールドのテストの模様が公開されている。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

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TechCrunch Japan

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