SquareのP2P決済サービスCash Appが最大200ドルのローン機能を試験中

Square(スクエア)のP2P決済サービスCash Appが一部のユーザーに短期ローンを提供している。

現在ユーザー約1000人を対象に機能をテストしているだけだと同社は述べた。しかしより多くの人が利用できるようになるかもしれない。現在の米国や世界の経済状況、さらなる経済刺激策が不透明であることを考えた時、かなりの人が短期ローンを活用するというのは十分あり得る。

差し当たってCash Appは20〜200ドル(約2000〜2万円)のローンを提供している。利用者は4週間で返済し、一定金利は5%だ(1年以上になると金利は60%になる。かなり高いように聞こえるが、少なくともペイデーローンの平均よりはずいぶん低い)。

もし4週間後にローンを返さなければ、さらに1週間の猶予があり、その後SquareとCash Appは週ごとに1.25%の金利を上乗せする(複利ではない)。債務不履行だと新規のローンは利用不可だ。

「当社はCash Appで常に新機能をテストしていて、最近Cash Appの顧客約1000人とローン機能のテストを開始した」と広報担当は声明で述べた。「顧客からのフィードバック、そしてこの実験から何かしら得ることを楽しみにしている」

SquareはすでにCash Appの機能を、シンプルなピア・ツー・ピアの送金からCash Card(無料のデビットカード)、Cash Boost(リワード)、Cash App Investingなどへと拡大している。Cash App以外のところではSquare Capitalを通じて零細事業者にローンを提供している。

画像クレジット: Square

[原文へ]

(翻訳:Mizoguchi

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。