T-Mobile回線利用の格安プリペイドスマホ「Mint Mobile」のCMにリック・モラニスが登場

格安プリペイドスマートフォンを提供するMint MobileはテレビのPizza Placeシリーズで有名になった俳優で、最近ではピカチュウの声を担当しているRyan Reynolds(ライアン・レイノルズ)氏がオーナーだ。

セレブは高価なプロダクトに投資することが多いが、レイノルズ氏は手ごろな価格の製品やお得なサービスを提供する会社がお気に入りだ。2018年のAviationというマイルドなジンのメーカーに投資してベンチャー・キャピタリストとしてポートフォリオを作り始めた。Mintに投資したのは2019年だ。

MintはいわゆるVMNO(仮想移動体通信事業者)で、特にプリペイド格安スマートフォンの提供がセールスポイントだ。ネットワークは T-Mobileを利用する。

9月9日、同社は通話・メッセージとも容量無制限のプランを月額30ドル(3200円)でスタートさせた。この契約には35GBのデータ容量が含まれる。LTE、5Gの双方をサポートし、電波状況の良いほうが選ばれる。

ただし料金体系はもう少し複雑だ。月30ドルというのは3カ月のプロモーションプランで、4か月目以降利用する場合は3か月延長なら月40ドル、6カ月なら月35ドル、1年契約すれば月30ドルになる。

無制限プランをスタートさせるにあたってレイノルズ氏はテレビボスポットCM3本を製作し、自らホストを務めている。登場するのは2019年の「全米最優秀教師」に選ばれたRodney Robinson(ロドニー・ロビンソン)、米国独立戦争の英雄Paul Revere(ポール・リビア)の子孫でフィッシングボートの船長、Avery Revere(エイブリー・リビア)、それに同国人(カナダ)で俳優のRick Moranis(リック・モラニス)の各氏だ。

モラニス氏はテレビのコメディアンとして出発したが、ハリウッドでも「どこか少し抜けている愉快なキャラクター」を演じて人気を得た。1984年の大ヒット「ゴーストバスターズ」でシガニー・ウィーバーにつきまとう会計士は多くの人々の記憶に残ったが、最近は演技から遠ざかっていた。

レイノルズ氏は「他の人もそうだと思うが私もここしばらくリックをスクリーンで観られず残念に思っていた。そこで本人に強引に頼み込みMintのCM に出てもらうことができた。いろいろと妙なことが起きる年だが、リックがスクリーンに復帰できない理由はなにひとつない。適役となる場面はますます多くなると思っている」と語った。同感だ。

今年、モラニス氏は23年間の沈黙を破り、89年に主演した「ミクロキッズ」の続編、Shrunkに主演する予定だ。

画像:Mint Mobile

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

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TechCrunch Japan

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