Teslaは、オートパイロットモードを使っているドライバーは、使わないドライバーより安全であると改めて主張した。この新たな発言は、同社が顧客のオートパイロット走行中に起きた死亡事故に関する情報公開を遅らせ、投資家や大衆を誤って誘導した、とするFortunes誌の報道を否定し続ける中から生まれた。
Teslaは、同社が事故の詳細を当局の捜査が明らかになるまで不当に隠していたとする主張を否定してきた。そして今日、Fortuneの「根本的に誤まった」記事に応え、オートパイロットは通常のドライバーより安全であると語った。
長文のプレスリリースでTeslaは、一件の事故がオートパイロットを危険にすることはない、と書いている。
Teslaのオートパイロットは世界中の何万人もの顧客による1億マイル以上の走行で安全に使用されており、死亡事故の報告はなく、社内の豊富なデータは、システムが適切に使用されていれば、車の制御性能はより安全かつ予測可能であることを示している、
これを世界中の事故データと照らし合わせると、オートパイロットを使用している顧客は、使用していない場合より統計的に安全である。
運転補助システムという性質上、オートパイロットによる衝突は統計的に不可避である。しかし現時点でそれは、これまでにシステムが何百万マイルもの安全運転を提供してきたという事実を変えるものではない。
Teslaは先月、声明文でBrownに哀悼の意を表した。直接名前はあげなかったものの、「TeslaおよびEVコミュニティー全体の友」について「悲しみにたえない」と同社は発表した。
「彼の家族と友人たちに、心からお悔やみを申し上げる」と付け加えた。
Teslaはこの悲劇的事故への対応について、激しい批判を浴びており、今回の新たな発言でのオートパイロットは統計的にあらゆる死亡事故を防ぐことはできない、とする同社の強い姿勢が世論を二分することは間違いない。
Teslaは、Fortuneの2つの記事に対して詳細に反論し、同誌が「早まって」記事を書き、Teslaに事故の全容を提供する要求をしながら24時間待たなかったことを指摘している。
一方Fortuneは記事内容を支持している。同誌は、記事公開前にTeslaとCEO Elon Muskにコメントと釈明を求めて接触したことを繰り返し主張した。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)