TikTok(ティックトック)は米国時間6月21日、サードパーティー統合の可能性を拡大するJumpプログラムの立ち上げを発表した。TikTokはレシピ共有アプリのWhiskと2021年2月にこの機能のベータ版テストを開始したが、選ばれたクリエイターのみがこの機能を使うことができた。そして現在、すべてのユーザーがパートナーが増えたJumpを使うことができるようになる。
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Jumpはアプリケーションプロセスを通じて承認されたサードパーティーのプロバイダーによってのみ構築される。ベータ版のテストにはBreathwrk、Wikipedia、Quizlet、StatMuse、Tabelogといったプラットフォームが参加し、BuzzFeed、Jumprope、IRL、WATCHAなどのプロバイダーが今後数週間以内にJump実装を開始する、とTikTokは話す。そのため教育分野のクリエイターはTikTokで説明したコンセプトをレビューするのにQuizletのフラッシュカードへのリンクを貼ることができる。あるいはヨガインストラクターはBreathwrkで呼吸エクササイズを共有することができる。すべてのユーザーにプロフィール欄でリンクを含ませていないプラットフォームにとって、これはクリエイターがオーディエンスを引きつけなければならない既存のツールを拡大する。
TikTokはJumpを、発見を促進する機能と位置付けている。米国TikTokでプロダクト責任者を務めるSean Kim(ショーン・キム)氏は次のように書いている。「TikTokはエンターテインメントを提供される、そして学習する場所となりました。TikTok Jumpを通じて、当社はコミュニティの発見に向けた旅の「ラストマイル」を構築し、プラットフォーム内外での行動やより深い相互作用を刺激するのをサポートしています」。
しかしSnapchatやWeChatのような他のアプリでは、これらのライト版サードパーティーの統合はeコマースを促進している。Jumpは、たとえばAtomを通じて映画のチケットを購入することができるSnapchatのMinis機能に似ている。Minis、Jumpの統合はHTML5を使って行うことができる。一方、WeChatは独自のミニアプリを通じた年間決済額が2500億ドル(約27兆5680億円)を超え、2018年時点でWeChatには100万超のミニアプリがあった。
InstagramはTikTokと競合するReelsでeコマース機能を強化しており、Jumpが後に動画で特集されたアイテムを販売するのに使われるのはあり得る。2020年12月にWalmartはTikTokでビデオショッピングを試験し、3月に再び実施するほどうまくいった。しかし差し当たり、Jumpはユーザーエクスペリエンスを高め、プラットフォームのサードパーティとの関係を深めるために使われるようだ。
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タグ:TikTok、SNS
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(文:Amanda Silberling、翻訳:Nariko Mizoguchi)