toC領域スタートアップを支援するW ventures、50億円のファンドを組成

写真左から、W ventures代表パートナーの新和博氏と東明宏氏

ベンチャーキャピタルのW venturesは4月24日、コンシューマー向け事業を展開するシード、アーリー期スタートアップを対象に投資を行う、50億円のファンドを組成したと発表した。ファンドの名称は、W ventures投資事業有限責任組合(以下W venturesファンド)。ミクシィからのLP出資を受けているという。

W venturesは、NTTドコモやミクシィでベンチャー投資事業に従事していた新(しん)和博氏と、グリーやグロービス・キャピタル・パートナーズでベンチャー投資事業を行っていた東(ひがし)明宏氏を代表パートナーとして設立された。

W venturesファンドでは、ライフスタイル、エンターテインメント、スポーツといった分野を中心に、BtoC、 BtoBtoC、CtoC、DtoCなどコンシューマー向け領域と、それらサービスを支えるテクノロジーなどの関連領域も含めたスタートアップを支援していく。

「スタートアップチームの一員としてただの投資関係にとどまらない事業成長のサポートを通じて、スタートアップが安心して挑戦できる環境をつくっていく」というW ventures。今後3年で、30〜50社への投資を予定しており、人材採用・組織開発支援、PR支援、資金調達支援などでもスタートアップを支援する体制を整えていくとしている。

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TechCrunch Japan

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