Trumpの勝利でシリコンバレーの投資家たちは頭がおかしくなっている(カリフォルニアの分離独立を主張!)

大統領選におけるDonald J. Trumpの優勢が伝えられてからまだ数時間しか経っていないが、すでにシリコンバレーの投資家たちほぼ全員が、平常心を失っている。

本誌TechCrunchのファウンダーMichael ArringtonがDrudge Reportをリツイートしたときのコメントが、その状態をぴったり表している:

[シリコンバレーのお偉方たちは自分の上に糞をしているようだ]

Trumpのような人の勝利は、能力主義とオープン性と合理性を(良かれ悪しかれ)誇りとしてきたシリコンバレーの文化と相容れない。それだけでなく、バレーの人びとの多くが、 Trumpのあからさまな偏見、不寛容、女性嫌悪、外国人嫌い、そして同性愛者嫌悪に困り果てている。

ずば抜けてもっともクレージーな反応は、バレーでは尊敬されている方に属する二人の新人投資家からだ。

Shervin PeshivarとDave Morinはすでに(半ばジョークで?)、カリフォルニアの分離独立を要求している。Peshivarは、その運動資金を出す、と言っている。

熱烈なツイート嵐の中でPeshivarは、カリフォルニアの分離独立を求めた:

〔概要1〕[カリフォルニアが独立国になって、あらためてアメリカ合衆国と連合する、という案]
〔概要2〕[Trumpの性差別、人種差別、憎悪などについてあらためて全国レベルで討議すべき]

そしてDave Morinは、Peshivarの背中を押しているようだ:

[同意見だ、きみとパートナーしたい。]

PeshivarにはTwitterでDMしたので、メールで返事が来るだろう。

Buzzfeedの法律担当編集者が、Peshivarの提案に応じて、分離独立の可能性について調べた。

カリフォルニアは実際に、今の‘合州’国を去ることができるのか? その答えは、明確に、“どうかな?”だ。

元最高裁判事Antonin Scaliaの、質問への答はノーだ:

“南北戦争によって解決した憲法上の問題があったとすれば、それは、分離独立の権利はない、ということだ。そこで忠誠の誓い(Pledge of Allegiance)にも、‘一つの不可分の国’とある。第二に、分離独立を訴えるとしたら、一体誰がその原告になるのか、それがわかりづらい。州が合衆国に対して権利の存在を訴えるのか? しかし合衆国をその同意なくして訴えることはできない。また、この種の訴訟を同意したことはない。”

しかし著名な法律学教授のEugene Volokhは、Peshivarに何らかの原告適格があるかもしれない、と考えている。ただし、そのアイデアは“空(むな)しいポーズだ”、と。

Buzzfeedの編集者によるVolokhの発言の引用:

〔概要〕[50年後にどこかの州が分離独立を主張しても、‘州にその権利はない’が多数意見になるだろう。また過去に前例があったとしても…前例はないが…、その前例が分離独立を支える根拠にはならないだろう。]

“If in 2065 Alaska, California, Hawaii, or Texas (just to consider some examples) assert a right to secede, the argument that ‘in 1865, the victorious Union government concluded that no state has a right to secede in opposition to the wishes of the Union, so therefore you lack such a right’ will have precisely the weight that the Americans of 2065 will choose to give it — which should be very little.

“And beyond that, even if there is some precedent of some sort properly set by the Civil War (and I continue to disagree that there is), any such precedent can’t tell us much about consensual secession.

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

投稿者:

TechCrunch Japan

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