Tumblr、投稿数は650億超。大量コンテンツの管理も意図して検索機能を大幅パワーアップ

Tumblrが検索機能の大改革を行った。使いやすく、それでいてパワフルにもなったようだ。アップグレードの内容をまとめておくと、まず検索クエリ中で複数のタグを使えるようにした。そしてコンテンツフィルタリングのためのメニューが操作しやすくなり、またコンテンツのタイプによるフィルタリングもサポートされた。

今回のアップグレードを伝える記事の中で、Tumblrはサイトへの投稿数が650億件を超えたことをアナウンスしている。確かにそれだけのコンテンツがあれば、強力な検索機能が必要になるはずだ。これまで搭載されていた検索機能は、せいぜい間に合わせのものに過ぎない程度のものだったので、今回のアップグレードに喜ぶ人は多いはずだ。またGoogleでの検索オペレーターと同じものもいろいろと使えるようになっている。

検索クエリに複数のタグが利用できるようになったことで、本当に探したいものを見つけ出しやすくなったといえるだろう。単純には「#puppy」と「#gif」を指定すれば、簡単に子犬のGIF画像を見つけ出すことができる。尚、今回のアップグレードにより、ハッシュタグを付けない場合は、文中の単語およびハッシュタグの双方にヒットするようになった。

たとえば「ponies」を検索すると、説明文中に「ponies」という単語が登場する投稿も、また「#ponies」のタグが付けられた投稿もヒットすることになる。また、検索結果に関連しそうなブログも併せて表示されるようになっている。

尚、Tumblrのコンテンツフィルタリングについては、機能そのものが見つけにくい位置にあり、また不適切なフィルタリングを行っているという非難もあった。今回のリニューアルで検索結果ページのわかりやすい場所に表示され、すぐに操作できるようになった。また、これまでNSFWとして排除してきたものについても、当該タグ自体を完全に排除するべきなのかどうかについての見直しを行ったのだそうだ。

たとえば、今年に入ったばかりの頃、Tumblrで必ずしも性的なものを意味するのではない「gay」、「lesbian」ないし「bisexual」といった内容のタグを表示しないことについて議論があった。今回のリリースでは、セーフサーチオプションをオンにしていても、上記のタグ付きコンテンツを表示するように改めている。Tumblrによると、これまでにそうしたタグを表示から外していたのはアプリケーションストアなどでのポリシーもあったからだとのことだ。

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(翻訳:Maeda, H


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TechCrunch Japan

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