Twilioが上場、初値は公募価格より60%高い23.99ドル

slack-for-ios-upload-2

Twilioはニューヨーク証券取引所において取引を開始した。ティッカーシンボルはTWLOだ。本日、ニューヨーク証券取引所が開いてから1時間ほどで取引が始まり、初値は23.99ドルとなった。それは、公募価格15ドルの60%も高い価格だ。Twilioの価格は引き続き上昇している。

株価が良い水準を保つことができるのなら、これはテクノロジー業界の企業や投資家にとって嬉しいニュースだ。昨年のテクノロジー企業のパフォーマンスは満足できるものではなかったが、Twilioが強いパフォーマンスを示すことで、他のテクノロジー企業のIPOへの道も大きく開くことになるかもしれない。

Twilioは開発者が自分たちのアプリに音声やテキストメッセージの機能を導入するためのプラットフォームを提供しているが、利益はまだ出していない。昨年の純損失は3550万ドルと報告している。しかし、2014年に8880万ドルだった収益は、2015年に1億6690万ドルまで伸び、強いグロースを示している。

もう1つ今日は、 3人の開発者が証券取引所にてTwilioアプリを開発する「コードジャム」を行う。(このイベントは Twitchでもライブでお伝えする)。TechCrunchのFitz Tepperも現場にいて、午後にでもその様子を撮影した動画を投稿したい。

[原文へ]

(翻訳:Nozomi Okuma /Website

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。