例えば航空券を変更するために、あるいは期限ギリギリの請求書への支払いをするために、電話越しに支払いをしようとすると、まるで時代遅れの手続きのように感じられる。担当者に向かってクレジットカード番号を読み上げ、続けて有効期限とセキュリティコードを伝える。このプロセスの中で、いくつかの数字を間違えて、プロセスをやり直すこともしばしば起きる。Twilioはこれを、もっと簡単にしたいと考えている。同社は本日(米国時間10月17日)、このプロセスから面倒とセキュリティ上の懸念を取り去ることを目的とした新しいプロダクト”Pay”を発表した。
PCI準拠のTwilio Payは、企業が自動音声応答システムやコンタクトセンターの係員を通して、簡単に支払いを受け取ることを可能にする。そして、これはすべて、クレジットカードのデータを係員に伝える必要なく行われるのだ。その代わりに、係員や電話応答システムが、支払いプロセスを起動することができる。そのプロセスはPayによって処理され、利用者に番号を安全に入力させる。そしてクレジットカードのデータはトークン化され、安全に処理される。人間のエージェントが見るのは、すべての支払いが処理されたことだけだ。
Twilioは成功したトランザクション1件につき、0.10ドルの請求を行う。
開発者にとっては、この機能を既存の仮想コールセンターや音声応答システムに追加するためには、数行のコードを追加すれば良い。Payはまた、Twilloのドラッグアンドドロップ式ローコード環境である、Twilio Studioに統合される。当然のことながら、急速に成長しているというTwilioのFlexコンタクトセンターソリューションでは、すぐに使用することができる。
Stripeは、Twilioが最初に協業したペイメント処理業者だが、プラットフォームは他社にも公開されている。
Twilio Payは現在パブリックベータ版で、2019年前半に一般公開される予定である。これは、米国およびいくつかの国際マーケットで利用可能になる。その国際的なアベイラビリティは、主にTwilioのパートナーがサポートしている市場に依存する。
[原文へ]
(翻訳:sako)