TwilioのビデオプレーヤーがZocdocの遠隔医療サービスに採用

電話やメッセージの発着信サービスを展開するTwilioのビデオプレーヤーが、Zocdocが米国時間5月13日から顧客向けにローンチする新しいビデオコンサルサービスのバックボーンとして採用されることが明らかになった。両社は声明で発表した。

新型コロナウイルス(COVID-19)の流行が米国のヘルスケア業界に影響を与える中、より多くのサービス提供者が医療相談を遠隔地から行うようになり、全世代の消費者がバーチャルケアに移行することを奨励している。

Zoomなどのほかの動画サービスと同様に、Twilioの動画サービスの利用は急増している。同社によると、ピーク時の同時参加者数は850%以上、1日の動画視聴時間は500%以上の増加という。また、ヘルスケア分野の顧客は同プラットフォームの帯域幅を90%増加させたという。

「Zocdocの新しい遠隔医療ソリューションは、医療従事者と患者がバーチャルケアを最も必要としている時代にビデオ訪問を利用しやすくします」とTwilioでヘルスケアサービス部門のグローバルヘッドを務めるSusan Collins(スーザン・コリンズ)氏は声明で述べている。「Twilio Programmable Videoのソフトウェアの俊敏性とクラウドのスケール性により、Zocdocは数週間でリモート訪問を利用できるようになった。我々は、顧客と医療従事者がヘルスケアプロバイダーにサービスを提供し、医療を必要とする人々に治療を提供し続けられることを誇りに思う」。

Twilioは、パンデミック期間中における新規顧客への売り込みの一環として、ヘルスケアや教育、非営利団体を対象に、6月30日までに登録した場合に限り3カ月間の無料サービスを提供する。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

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TechCrunch Japan

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