Twitter、テレビ見ながらつぶやく人向けの広告を日本で正式スタート

Twitterでは日々、テレビに関する会話が盛んだ。つぶやきながらテレビをセカンドスクリーン視聴するユーザーに向けてTwitterが2月4日、日本で「テレビターゲティング」広告を正式スタートした。つぶやきをマッピングするTwitter独自の技術を利用し、テレビ番組に関心を持つユーザーのタイムラインに、広告主のツイートを流す「プロモツイート」を配信するサービスだ。

Twitterは2014年4月にベータテストを開始。その間は番組のターゲティングのみが可能だったが、正式サービス開始に伴い、新たにチャンネルとジャンルを特定してプロモツイートを流せるようになった。

これにより、例えばキー局やNHKの特定チャンネルで放送されている番組についてツイートする人にリーチしたり、ドラマやバラエティといった特定ジャンルの番組に興味を持つユーザーにリーチできる。実際に、フリマアプリの「フリル」は女性に人気のドラマをターゲティングし、自社アプリを訴求した事例がある。

マクロミルが2014年5月に実施した調査によれば、テレビ視聴者の5人に4人が、Twitterを使いながらテレビを見たことがあると回答。このうち、75%はテレビ番組に関してツイートしたことがあるのだとか。ちなみに、昨年末に放映された「NHK紅白歌合戦」に関するつぶやきは、486万ツイートを記録したのだという。


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TechCrunch Japan

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