先月、Twitterは「後で読むためにセーブしておく」ことができる機能のテストを始めた。ユーザーはタイムラインで気になるツイートを見つけたら印をつけ、都合のいいときに戻ってきて読むことができる。昨日(米国時間11/22)、この機能に正式に名前がついた―ブックマーク(Bookmarks)だ。この名前でテストは続行される。
ブックマーク機能、およびいくつかの新機能が公開ベータに移されたことは、Twitterに勤務するプロダクト・デザイナー、Tina Koyamaの昨夜のツイートで発表された。Koyamaによれば、Twitterはデザイン、機能が異なる複数のバージョンのブックマークをテストしてきたが、今後はTwitterコミュニティーで広くテストしてもらうのだという。
Twitterはこれらのツイートで発表した以上の詳細についてはコメントを控えている。 広報担当者によれば、「正式な発表ができる時期が来れば、さらに詳しいことをお知らせします」とのことだ。
これまでにTwitterが発表したところからすると、ブックマーク機能はモバイル・アプリの場合、ツイートの下、右側のメニュー、あるいはデスクトップの場合、ツイートの右上のVアイコンのメニューの中に表示される(機能が有効になっているユーザーの場合)。ブックマーク機能と同時に、ツイートをダイレクト・メッセージで友達に送ったり、モーメントを新規に作成したりするなど他の新機能も公開テストされている(モーメントというのは既存のツイートから一つのテーマでツイートを選び、まとめておく機能)。
その他の詳細についてはこちらで情報が得られるかもしれない。
保存されたブックマークはユーザーのプロフィール・ページからアクセスできる。ここにはモーメントやリストも表示される。
(読者がテスト対象に選ばれていたらここで解説した以外の機能が含まれていないか観察し、もしあればわれわれに知らせていただきたい)
Twitterのユーザーは現在すでにツイートの下部のメニューからハートのアイコン(いいね)をクリックできる。この機能を使えば気に入ったツイートを後で読むのにも使える。
しかしハート(いいね)はツイートの投稿者およびその他のユーザー一般に「自分はこのツイートが気に入った」ことを知らせるためのものだ。ブックマークはリストが公開されないし、かならずしも「良い」と思ったツイートだけを選ぶ必要がないので、やはり便利だろう。【略】
ブックマークは最近のTwitterの機能拡張の努力の一つだ。Twitterは最近、投稿できる文字数を 2倍にした。つまりこれまで140文字だったのが280文字になった〔日本など2バイト文字利用国は除く〕。また一つのテーマに沿って複数のツイートをスレッドの形で投稿するツイートストーム(連ツイ)支援機能もテストされている。【略】
同社はこのところ成長の減速、あるいは頭打ちという問題に悩まされてきたが、直近の四半期決算では3億3000万のアクティブ・ユーザーがあった。これは対前年比4%のアップで、株価もアップした。ブックマークのような新機能は有用なのでユーザーを増やし、トラフィックを増加させる効果があるかもしれない―ただし、その過程で既存の環境を破壊するようなことがないよう祈るものだ。
画像: DragojaGagiTubic / iStock Editorial / Getty Images Plus
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)