Twitter、IPO価格は1株27ドル、時価総額は147億ドルに(CNBC報道)

Twitterは静かなIPOを願っていたかもしれないが、比較的限られた売出し数に対する膨大な需要が公募価格を釣り上げている。CNBCによると、Twitterは1株当たり27ドルで上場すると見られ、これは当初予想されていた17~23ドルという範囲を大幅に上回る。ざっと見積ってその価格によるTwitterの時価総額は147億ドルになる。

Twitterは、売り出し数を増やさない限り、1株当たり27ドルで約19億ドルを調達する予定だ。例えばFacebookもIPO前に公募価格を上げ、売出株数も増やした。

しかし、現在Twitterが乗っている上昇気流は、売出規模の小ささによるところもあるため、私は増加はないと見ている。なお、Twitterの引受人には、一定条件が満たされれば、さらに1050万株を追加購入できるオプションがある。

事業に関して、Twitterの損失は同社の海外広告拡大に伴い加速している。IPOの規模が大きくなれば、調達額が増え、キャッシュフローが柔軟になることによって売上の成長を加速する可能性がある。とはいえ、金額の大きいIPOは、同時に大きい失敗の可能性もある。

ともあれ、投資家らは声を大にして叫んでいる:Twitter株、お願いっ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。