TwitterのIPO売出価格は26ドルになることが、同社のTwitterでの発表でわかった。これは予想範囲の中では低い方だが、それでも昨日Twitterが発表した新たな公式価格範囲を上回っている。
1株26ドルで、一般株7000万を売れば18.2億ドルを手にすることになる。これは同社の時価総額が非希釈化株5.45億株ベースで141.6億ドル、完全希釈化株7.05億株ベースならば最大約181億ドルになることを意味している。
この価格に基づくと、Twitterの共同ファウンダー、Evan Williamsはオプションを除き10.4%の株式を保有しているため価値は14.8億ドルになる。Jack Dorseyの持ち分は6.09億ドル、投資家のPeter Fentonは8.20億ドル。Twitter CEO、Dick Costoloの持ち株は1.99億ドル相当だ。圧倒的最大株主であるRizvi Traverseは株式の16%を保有し、価値は22.1億ドル。Union Square Venturesは7.238億ドルを手に入れる。
TwitterのIPO価格に関する噂はこの数週間大きな話題で、今週同社が修正S-1書類に書いた新たな23~25ドルの範囲を大きく越えるだろうという予想もあった。当初の設定価格は17~23ドルで、これが非常に安いと見られたことによって需要が高まった。昨日本誌は、TwitterがIPO価格を25~28ドルまで上げることは容易であると報じた。
MicroVenturesのCEO Tim Sullivanは本誌に、個人取引における価格は昨年来急上昇していると話した。Sullivanによると、昨年夏には15ドル前後だったものが、12月には17ドル、3月には20ドル、9月には30ドルになった。最近35ドル前後で買いが入ったが、需要が高すぎたため成立しなかった。
Twitterの積極的な値付けは、申し込み超過の噂を呼んでいた。
TwitterのIPO価格高騰に関する話題の大半は、Facebookの比較的低調だった売出しと比較される。Facebookは、高すぎる価格や失望させたスタート、舞台裏のドラマなど多くの問題を抱えていたが、遂にはIPO価格の38ドルを大きく越えた。
Twitterは最新四半期の売上を1.69億ドルと発表したが、同時に6400万ドルの損失も記録した。Twitterは、NYSE[ニューヨーク証券取引所」に ‘TWTR’ の銘柄シンボルで登録される。
画像提供:Garrett Heath/Flickr CC
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(翻訳:Nob Takahashi)