Twitterで自分から始まった会話にどのコメントが表示されるかを設定できるようになる。
Twitterは今年の前半からこの機能をテストし、説明してきた。来週、同社はカナダでこの機能をユーザーに対して実際に公開する。
以下のGIFに示されているように、自分のツイートへの返信に対し「返信を隠す」をタップすることができる。ただし「隠す」という呼び方の通り、ツイートが実際に削除されるわけではなく、デフォルトで表示されなくなるだけだ。誰でもグレーのアイコンをタップして隠した返信を表示することができる。
TwitterのMichelle Yasmeen Haq氏とBrittany Forks氏は、この機能について以下のように説明している。
#MeTooや#BlackLivesMatterの問題から、#NBAFinalsや好きなテレビ番組に関する会話まで、Twitterでは毎日、人々が大切な話を交わしている。こうした会話によって人々はともに議論し、学び、笑い合う。そうした場では、話をそらすような関係のない返信や失礼な返信によって、議論が脱線してしまうことがある。我々は、会話を始めた人がある程度コントロールできるべきであると考えている。
TechCrunchのSarah Perezが以前に指摘したように、現在の実装には少なくとも2つの問題点がある。ひとつは、ユーザーが自分のツイートに対する批判的な視点や事実確認を隠してしまいかねないということ(おそらく引用ツイートを使えばいいということになるだろう)。もうひとつは、返信を隠すためには挑発的な、あるいは悪意に満ちたツイートを読まざるを得なくなるおそれがあるということだ。
Haq氏とForks氏は、Twitterはこの機能を改良するために検討を続けていると強調する。「この機能を世界中で公開する前に、1つの国でテストをしてフィードバックを集め、どうすればこのツールがよりよいものになるかを理解していきたい」。
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(翻訳:Kaori Koyama)