「それを作れば、彼らはやってくる」。Twitterの新しいビデオ共有プラットフォーム、Vineは、現在ポルノ問題に直面している。以前Nick Biltonが指摘したように、”#porn” などの職場閲覧不適切なタグを検索すると、様々なタイプの露出狂が登場するコンテンツや、ノートパソコンの画面から直接取ってきたポルノビデオなどが見つかる。
ただし解決法がないわけではない。Vineユーザーは同モバイルアプリを使って不適切なビデオを通報することが可能で、回数が重なればシステムが不適切コンテンツを警告する画面を挿入する。Twitterには、不適切なコンテンツや、アカウントに対しても同様の警告システムがあるが、Vineにはまだ用意されていない。
同社は長年にわたって、違法でない限りサイトで検閲を行わない方針を貫いている。実際Twitterは、例えばドイツでは違法なコンテンツは同国では見られないが他国では見られる、というような国別システムを使っている。
私としては、ポルノ問題が広く蔓延しているとは思っていない。現時点で殆どは男性器であり、ウェブカムと退屈な男たちが一緒になればよく見られる光景だ。しかし間違いなく問題なのは、500pxなどのアプリが、同じような違反によってApp Storeから消えたことだ。Vineがポルノ問題をどうやって解消するのか、あるいはしないのかは未だに不明だが、今のところこれは、大衆に受け入れられる境界にあるサービスの予想された悪 (大して悪ではないかも)と言うところだ。
アップデート:Twitterの広報担当者が以下の声明を本誌に伝えた。
ユーザーは、もしビデオが不適切(ヌード、暴力、医療行為等)であると確信した場合、不適切であることをアプリ内で通報できる。不適切であると報告されたビデオは、表示される前に警告メッセージが挿入され、クリックしてからでないと見ることができない。
通報され、弊社のガイドラインに違反すると判断されたビデオはサイトから削除され、アップロードしたユーザーアカウントは停止される場合もある。これらの違反に関する詳細についてはVine利用規約(http://vine.co/terms)を参照されたい。
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(翻訳:Nob Takahashi)