Twitter Japanは12月26日、東京都内で事業戦略説明会を開催した。
同社の直近の事業概要としては、2018年10月現在の月間アクティブユーザーは、全世界で3億2600万、日本で4500万超であることが発表された。また、スパムやフェイクアカウント、ボットなどを、機械学習と専任スタッフによって排除し、デイリーアクティブユーザー比率が前年比で9%増加したという。
広告売り上げについては2018年10月現在、約50%が動画からの流入とのこと。日本の売上推移についての発表もあり、2018年の7〜9月期は1億2200万ドル(約135億円)で、前年同期比で44%増えている。
2019年の事業戦略としては、「世界最大級の利用者数を さらに拡大しつつ異次元の高収益を実現する」としており、プロダクトとコンテンツを強化していくことを明らかにした。
プロダクトについては、2018年10〜12月期に「タイムラインの切り替え機能」「動画のためのデータセーブモード」を搭載。中でもタイムラインの切り替え機能は、日本からのフィードバックを反映した実装だったという。また、2017年10〜12月期に搭載されたビデオウェブサイトカードによって、CTRが2倍向上し、離脱率も60%減少したという。今後もプラットフォームの健全性・動画製品全般・パフォーマンス広告に関する投資を積極的に進めていくとのこと。
コンテンツについては、「2018 FIFAワールドカップ ロシア」が開催中だった2018年6月13日〜7月4日の調査で、SNSで交わされるワールドカップ関連の会話の約86.3%がTwitterで起きていたという結果が出ている。日本国内では、2019年にラグビーワールドカップ、2020年に東京五輪、2021年にワールドマスターズゲームズが開催される予定で、同社としてはサッカーワールドカップ以上の盛り上がりを期待しているようだ。