Twitterの自動翻訳機能がエジプトのモルシ大統領の最後の悪あがきを英語で伝える

Twitterの熱心なユーザたちは、今日(米国時間7/3)の午後(日本時間4日早朝)、エジプトのMohammed Morsiが転(こ)けるのをリアルタイムで見た。それは、軍がその、ほとんど暴君的な支配者を打倒したときだ。TwitterはMorsiのツイートの自動翻訳を開始したが、それらは一連の破れかぶれのメッセージだった。

たとえば: “Morsi大統領は市民と軍関係者に対し、法と憲法を遵守して、エジプトを後退させるクーデターを拒否することをうながす”。彼の公式アカウントからの、そのほかのツイートを下に埋め込んだ。

抵抗運動が大規模化し、収拾が付かなくなったため、軍はMorsiに最後通牒を布告したが、それに対する彼の拒絶は空しかった。閣僚たちもその多くが辞任し始めたときMorsiは、自分のソーシャルメディアのアカウントを利用して革命を起こそうと期待した。しかしそれは、インターネットの言葉で言えば、壮大な失敗に終わった。

今日の午後、軍の最高評議会は、新しい指導者が民主的に選ばれるまでは最高裁が大統領職を代行する、と発表した。Morsiの打倒に成功したエジプトは、民主主義の振り出しに戻った。

アメリカの建国記念日の前夜でもある今日、エジプトでも来年以降は彼らが自分たちの独立記念日を祝えることを、祈ろう。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。