Twitterの丸太小屋が稼働を開始した。以前の記事でもお伝えしたように、Twitterは丸太小屋を購入していた。その丸太小屋が1355 Market Streetにあるオフィスに設置されたのだ。オフィス拡張プランの一環として行われたもの。Twitterは現在、築77年になるビルの11フロア中、7フロアを占めるようになっている。
11を7倍すると77になるのかという話にも興味を感じたりするが、本日が4月15日であることにも意味がありそうだとNeetzan Zimmermanが指摘している。丸太小屋で育ちながらホワイトハウスの住民のなったと言われるエイブラハム・リンカーンは、149年前の本日、暗殺されたのだった。貧しさを示す意味だった丸太小屋が最先端企業のオフィスに設置されたことにはリンカーンも興味を持つことだろう。こうした振る舞いをするヒップスター的人物というのは、きっと当時にはいなかったのではないかと思う。
設置された丸太小屋の価格は明らかになっていない。もう少し手頃そうなものなら1万2500ドル程度で市場に出回っているようだ。但し、今回の購入にあたっては移築費用の方が多くかかったことだろう。さらに設計にあたった建築家(Lundberg Design)にも、細かな部分の調整を行ったり、職場環境に適した形に調整するのに作業がかかったはずだ。
この丸太小屋をLundbergに売ったKarl BeckmannはLundbergに次のようなことを言ったそうだ。「この丸太小屋はもう1年も前から売りに出していますが、真面目な商談はほとんどありませんでした。雨ざらしになっていた、築100年の丸太小屋の使い道などないと誰もが考えていたのでしょう。Twitter社で利用するという話があったときは驚きました」。
丸太小屋を売り出すと言っても、それをまじめに購入対象として考える人は少ないのだろう。Twitter側から「“…,”」というメールがあったということで、「きっとTwitterの上場が近いに違いない」という記事が話題になったことがあった。Beckmannは「鳥小屋用ですか?」とメールをしたのだそうだ。ツイート(つぶやき)をする人が中に集うようになったわけで、ある意味で正解だったわけだ。
情報開示:筆者はTwitterの株式を所有している。ただし丸太小屋の話などは株価に影響を与えるインサイダー情報ではないと確信している。
Images via Doug Bowman and Paul Stamatiou
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(翻訳:Maeda, H)