Uberがペットを伴う乗車をドライバーへ通知

Uber(ウーバー)は米国にて、乗客とともにペットが乗車することをドライバーに通知する機能をテストしている。これは、ライドシェアだけでなく食事などのサービスを提供する同社にとって、より多くの人々にアピールする最新の取り組みだ。

Uber Petと呼ばれるこの機能は、米国時間1016日からオースティン、デンバー、ナッシュビル、ミネアポリス・セントポール、フィラデルフィア、フェニックス、タンパベイで利用できる。Uberによれば、ペットとの乗車は「少額のサーチャージ」を支払うことになる。また運転手は、アプリの設定メニューでUber Petによる乗車の設定を変更することで、盲導犬などのサービスアニマルでないペットとの乗車を拒否することもできる。

Uberによれば、運転手には通常の運賃に加えて「サーチャージのうちの大部分」が支払われる。

Uberは、Uber Petが同社のサービスアニマルに関するポリシーを変更するものではないと強調した。サービスアニマルを伴う乗客はUber Petを利用する必要はなく、サーチャージ支払わない乗車オプションを選択できる。

その代わり、Uber Petはペットなどサービスアニマル以外の動物のオーナー向けに用意された。同社は猫や犬がUber Petでの乗車で最も一般的な動物になると予測している。

Uber PetUberがユーザーの生活のあらゆる側面、すなわち乗車や食事の配達を支えるアプリになるための努力の、別の例である。同社は先月、この目標を達成するためのプロダクトにおけるさまざまな変更を発表した。

「私たちは消費者の日常生活のオペレーティングシステムになりたい」とCEO務めるDara Khosrowshahi(ダラ・コスロシャヒ)氏は以前語っている。「これは、Uberがワンクリックで提供するあらゆるサービスへのゲートウェイだ」

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹Twitter

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。