UberがAPI開発者向けに仮想ハッカソンを開催


昨年の8月、Uberはサードパーティが開発したアプリからタクシーを配車するのを簡単にするAPIを発表した。Uberはより多くの開発者にAPIの利用を促すため、サードパーティのアプリにリクエストエンドポイントを追加できるようにし、また革新的なアイディアの実現を促すために仮想ハッカソンを開催する。

Expensify、 Hinge、 Hyatt Hotels & Resorts、Momento、 OpenTable、 Starbucks、 Tempo、 Time Out、 TripAdvisor、 TripCase、United Airlinesの名だたるパートナー11社と組み、UberはAPIをローンチした。しかし、Uberはエンドユーザーを更に増やすため、できる限り多くの開発者に彼らのAPIを利用してもらいたいと考えている。

その計画の一環として、UberはChallengePostで仮想ハッカソンの開催を決めた。大抵のハッカソンの期間は一日や週末の二日間程度であるが、Uberのこの仮想イベントは本日(米国時間3月17日)から米国時間の5月17日まで開催される。イベントの終了日まで、Uberは自社のAPIを活用した、革新的で面白いアプリの提出を受け付けている。

ハッカソンに加え、Uberは開発者がUberの機能をアプリに実装する新しい方法を提示した。サードパーティの開発者は、今回追加されたリクエストエンドポイントを使用することで、自身のアプリにタクシーを呼ぶ機能を実装することができる。

このエンドポイントは、Uberのタクシーを呼び、配車されるまでの過程に大きな影響を与える。ユーザーがAPI経由のパートナーのアプリでタクシーを呼ぶ際、Uberのアプリに遷移することがなくなり、サードパーティのアプリ内から直接タクシーを呼ぶことができるようになるのだ。Uberは、ユーザーがアプリを利用する際の手順を簡潔にすることで、世界的な需要が拡大することを期待している。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ facebook


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TechCrunch Japan

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