Unagi Scooters(ウナギスクーターズ)は、初のスマートスクーターとうたうModel Elevenを発表した。音声で流れる経路案内、リモートキル(遠隔オフ)、そして高度運転支援システム(ADAS)センサーなど多くの興味深い機能を搭載している。
ビルトインのBluetoothスピーカーを使って音楽やポッドキャストを流したり、目的地にたどり着くのにターンバイターンの経路案内を聴いたりすることができる。Unagiは自社のiOSとAndroidのアプリにナビゲーション機能を持ってくるのにGoogleと協業した。行き先を選んでからスマホをしまうと、オーディオシステムから経路案内の音声が流れ、ディスプレイに方向指示のシグナルが表示される。
セキュリティ面では、盗難を予防するためのモーションセンサーアラーム、そしてGPSトラッキングがある。盗難されたスクーターをアプリで遠隔から使えなくすることもできる。
おそらく、Model Elevenの最も目を引く機能は、高価格バージョンにある高度運転支援システムセンサーだ。スクーターは人、停止サイン、停止ライト、車両、その他の物体の違いを見分けることができる、とUnagiは話す。オーディオシステムとタッチスクリーンディスプレイを通じて潜在的な衝突も警告する。
UnagiはModel Elevenを開発するのに工業デザイナーYves Béhar(イヴ・べアール)氏の協力を仰いだ。カーボンファイバーを使用しているおかげで、このモデルは市販されているものの中で最も軽量のフルサスペンションスクーターだと同社は話す。折り畳み式のこのスクーターは、同社の既存のデュアルモーターシステム、交換可能なバッテリーシステム、そして必要な時に簡単に交換できる、同社がいうパンクしないタイヤを搭載している。
スタンダードのModel Elevenの価格は2440ドル(約27万円)。高度運転支援システムのモデルは2860ドル(約31万7000円)だ。UnagiはまずIndiegogoキャンペーンでプレオーダーを受け付けるが、Best Buyのようなところも現在Unagiのスクーターを販売していて、Model Elevenが今後そうした小売店で扱われたとしても驚きではない。
編集部注:本稿の初出はEngadget。執筆者のKris HoltはEngadgetの寄稿者。
画像クレジット:Unagi Scooters
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(文:Kris Holt、翻訳:Nariko Mizoguchi)