リアル世界で正しく表現できないデータがたくさんあるなら、バーチャルリアリティーに送り込めばいい。
Virtualiticsは、VRヘッドセットを付けた状態でデータを分離、可視化、操作することでデータの理解を深めることを目的としている。
今日(米国時間4/11)このスタートアップはThe Venture Realty Fundのリードで440万ドルのシリーズAラウンドを完了したと発表した。
VRのビジネス生産性ツールへの応用はまだ遅れている。訓練やオリエンテーションなどの業務ではVRが大いに役立つと期待されているが、精度がまだ不足している。テレプレゼンスツールを使えば、容易に操作できる環境で深いレベルのコラボレーションが可能になると多くの人々が期待している。
データセットをアプリに読み込ませたあと、ユーザは特定のデータポイントを指定して表示方法やデータ区分を操作できる。
Virtualisticsは、データのビジュアル化はビジネスユーザーがVR環境を活用するのに適した機能の一つだと考えている。今月同社はベータテストを開始する予定で、Accetnureを始めとする主要顧客が参加する。料金はデバイス単位で徴収する。
CEOのMichael Amoriは自社の製品がデータを美しく見せるだけでなく、「没頭的ビジュアル化」によってデータサイエンティストが新たな「次元」の発見をする鍵になると信じている。
「データの情景をもっと効果的に可視化することができれば、正しいアルゴリズムを見つけられる可能性は高まる」とAmoriは本誌に伝えた。
Amoriは、非公開ベータテストは3~5か月で終了するので、その後大規模に公開し始める計画だと語った。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi / facebook)