プレステVR、Oculus Rift、HTC VIVEなどのVRヘッドセットが出揃い、2016年はVR元年と呼ばれている。けれど、VRが本当にメインストリームになるには、コントローラーなどVRに関連したハードウェアの開発やユーザーが楽しめるコンテンツ、あるいは生活を便利にするソフトウェアの存在が不可欠だ。12月14日、ブレイクポイントはそのようなVRプロダクトに取り組むスタートアップを支援するインキュベーション施設「Future Tech Hub」の正式ローンチを発表した。
ブレイクポイントは起業支援型レンタルオフィスを都内で3箇所運営し、スタートアップの支援を行っている会社だ。今回、VRに特化したインキュベーション施設を立ち上げたのは、「日本からグローバルレベルのVRスタートアップを輩出するため」とブレイクポイント代表取締役、若山泰親氏は話す。
米国ではGoogleやFacebookなど、すでにトッププレイヤーがVRに参入し、中国でもVR関連の企業が多く立ち上がっているが日本は出遅れているのが現状と若山氏は説明する。VR市場は大きくなると考えている日本の大手企業も多いが、VR市場の全貌がまだ見えないために動けないでいるという。リスクが高い今の状況には、スタートアップが素早く立ち上がって、競う余地があると若山氏は言う。
Future Tech Hubはブレイクポイントのみで運営するのではなく、運営パートナーにソーシャルゲームのgumi、そしてgumiの子会社でVRスタートアップのインキュベーションプログラムを開催している「Tokyo VR Startups」を迎えている。また、テクニカルパートナーにはゲーミングPCを手がけるサードウェーブデジノス、VRヘッドセットを提供するHTC、クラウドコンピューティングサービスのAWSが参加している。
こうしたパートナーを迎えることで、Future Tech HubではVR開発に最適な設備を整えるだけでなく、入居者が最先端のVRの情報に触れられる場にしていくことができるという。また、スタートアップが事業運営で壁に突き当たった時に助けとなるコミュニティーの形成を行っていくと若山氏は話す。
「Future Tech Hub」は茅場町駅から5分ほどの場所に位置し、現在5社のスタートアップ入居している。今後1年で30社程度のVRに取り組む個人や法人の入居を予定しているという。