VR/AR/MR関連の動きは早く、同時多発的に多くのプレイヤーが異なるレイヤーでデファクトの地位を取ろうと走り出している。その状況を表す下のような「カオスマップ」を見たことがある人は多いだろう。VR関連に取り組むプレイヤーのロゴを、ハードウェア、配布プラットフォーム、作成ツール、アプリ・コンテンツ、入力デバイスなどに分けて一覧できるようにした図だ。
この図はVR関連にフォーカスした米VCのThe Venture Reality Fund(The VR Fund)が定期的に更新しながら公開しているVR Industry Landsapeだ。この図の作者でVR界のオピニオンリーダーであるVR Fundジェネラル・パートナーで投資家のTipatat Chennavasin(ティパタット・チェーンナワーシン)氏がTechCrunch Tokyo 2016に登壇してくれることになったのでお知らせしたい。VR業界の現段階での見取り図と未来図を示してくれる人物として、ティパタット以上に適した人物はいないだろう。2016年秋の来日ということで、ティパタット自身、PSVRにとても注目していると話している。
ティパタットはモバイルゲームのスタートアップ企業Big Head Modeの共同ファウンダー兼CEOとして自ら起業経験もある投資家だ。VRに注力するためにBig Head Modeを売却してからは、VR関連企業やVR関連アクセレレーターへの投資、助言などをしている。gumiが設立したVR特化のインキュベーションプログラム「Tokyo VR Startups」のメンターとしても知られる。
ティパタットのセッションはTechCrunch Tokyo 2016初日の11月17日の14時開始を予定している。