今日(米国時間9/21)、Weeblyのニューバージョンがリリースされた。
同社は、使いやすいWebサイト作成編集ツールとしてスタートしたが(ぼくもこれで自分のWebサイトを作った)、CEOのDavid Rusenkoによると、今回のWeebly 4では、“初めてWebサイトビルダーを超えた、と感じている。かなり違うものになった、と思っている”、という。
Webサイトエディターは依然としてユーザー体験の中核だが、今回の最大の改良は、Rusenkoによると、eコマース関連だ。大きな改良点は、
・ショッピングカート保存機能(買われてない品物が残っているときは顧客にメッセージする)
・都市別国別の消費税/付加価値税計算機能
・推定ではなく配送企業のAPIから得た実値による送料計算
などだ。
Rusenkoによると、今のWeeblyなら、Shopifyのようなeコマースサイト専門のサイト作成サービスと十分に競合できるが、でもWeeblyの本当の強みは、
1.Webサイト
2.eコマース
3.最近加えたメールマーケティング機能
以上三者の統合にある。
ユーザーは本格的なWebサイトを作りながら、その作業と同じインタフェイスの上で、そこにeコマースを加えることができる。そうやってできたネットショップに新しい品目を加えると、自動的にその品物を宣伝するメールが送られ、その後そのメールの効果(実売率)も分かる。
Weeblyの今の顧客は4000万、彼らのWebサイトを毎月3億の人びとが訪れている。今度のニューバージョンで、成長して本格的なビジネスをやるようになった顧客も、Weeblyを使い続けるだろう。
“Weeblyのeコマース機能は年間で数百万ドルの売上を達成している。それはとても嬉しいね”、とRusenkoは語る。“でもこれまでのeコマース機能は基本的な機能しかなかったから、顧客の多くは限界を感じている。Weebly 4は、その不満を取り除くだろう”。
今回の新しい機能は、モバイルでも使える。またWeebly App Centerが提供しているサードパーティの統合も、利用できる。