バージニア州アレクサンドリアの拘置所から1週間釈放されたチェルシー・マニング(Chelsea Manning)が、再び収監された。マニングは3月に、WikiLeaksに関する大陪審の取り調べ応じなかったため拘置されていた。
マニングは大陪審における自分の立場を明確にし、自分の主義に基づいてその訴訟手続きへの協力を拒否した。先週の釈放は1月に発行された召喚状の期限切れのためだが、再び召喚状を発行した大陪審そのものはあと18カ月の期限がある。
マニングの弁護士であるMoira Meltzer-Cohen氏は、5月17日のことについてこう言っている。「今日の審理の結果にはもちろんがっかりしている。でもそれは前回と同じく高圧的で一方的な制裁だ。つまり、まったく効果はない」。
米陸軍の情報分析官だったマニングは、25万件あまりの外交電信と大量の軍事的現地情報、および米軍による空襲の悲惨な映像を、2010年に機密共有団体WikiLeaksに漏洩した。マニングはそれに対する20あまりの罪状のほとんどで有罪とされたが、退任前のオバマ大統領が彼女の刑を減刑した。
先週釈放されたマニングはYouTubeビデオをシェアし、その中で、大陪審に逆らう倫理的根拠を述べている。
彼女が譲歩することはありえないと思われたため、Anthony Trenga判事は異例の選択としてマニングに、非協力が続くならば勾留30日以降は1日500ドル、60日以降は1日1000ドルの罰金を課すとした。先週短期間自由になるまでのマニングは2カ月拘置され、独房監禁が拘禁条件の一部のようだった、と弁護団は言っている。
Meltzer-Cohen氏はこう言っている。「大陪審とこのような訴訟手続きは、報道への脅威が拡大していることを広く知らしめ、本来正しくあるべき司法のシステムを政府自身の法によって毀損する方向へ機能している」。
つかの間の自由の間にマニングは、Twitchで「エーペックスレジェンズ」と「レッド・デッド・リデンプション2」をストリーミングした。
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画像クレジット: ERIC BARADAT/AFP/Getty Images
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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa)