今週はWindowsに、二つの重要なことが起きた。まず、Microsoftが長年押してきたブランドであるWindows Phoneの消滅が、いよいよ確実になってきた。そしてWindows 9に関する大きなリークがあり、その詳細が一挙に明らかになった。
この二つのできごとは互いに関連している。Microsoftは以前から、WindowsとWindows RTとWindows Phoneを統一することを、まわりから期待されていた。同社も、オペレーティングシステムは三つも要らない、と言っていた。Microsoft自身がWindows Phoneを単にWindowsと呼び始めたことも、PhoneをWindowsという大きな世界に呑み込もうとする同社の戦略の表れだ。
一方、Threshold(==Windows 9)のリークは、まさに予想どおりだ。Metroの要素の一部が、デスクトップの補強材へと融合している。これらの、Windows 9と思われるリーク画像には、これまで噂されていたことのすべてが実装されている。
社内文書から明らかになったPhoneの衰亡は、最近のHTCのブランド名にも伝わっている。Windows Phoneの名がどこにも見当たらず、’Windows’がのさばっているのだ。MicrosoftはタブレットのオペレーティングシステムであるWindows RTをPhoneに一本化しようとしていたから、そうなるともう、Windows PhoneをWindows Phone(電話機用のオペレーティングシステム)とは呼べない。電話機ではないデバイスにも、搭載されるのだから。証明終わり。
でも、それでは一体、三者が合体した新しいWindowsはどんな姿になるのか? 最近のリーク写真はもっぱらデスクトップを強調しているが、今後のWindowsではRTやPhoneから継承したタッチインタフェイスが主流になるのなら、それ(無タッチのデスクトップを強調)は、むしろ皮肉なことだ。
こんな画像がある(画像提供: WinFuture。):
そして:
上の画像にはスタートメニューが戻っており、仮想デスクトップもある。
これらから明らかなのは、Microsoftが三つのオペレーティングシステムのブレンドを継続していること。そして数週間後に発表されるテクニカルプレビューではパワーユーザのためのデスクトップツールがたくさんあり、それらが、Windows 8が偉大なるWindowsブランドに与えた傷を修復していることだ。
これで、PCの売上が盛り返すだろうか? それは、市場が決めることだ。
画像: FLICKR/DELL INC.; CC BY 2.0のライセンスによる(画像はトリミングされている)
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))